ステンレスタンク

フェライト系ステンレスの加工技術

ステンレスという素材を1通りで説明する方が難しいかも知れません。
ステンレスにはいくつか種類が分かれており、クロム系、ニッケル系と大きく分かれます。
当社で使用している、ステンレスはクロム系の中のフェライト系といわれるステンレスの加工(溶接)を行っております。

高耐食性フェライト系ステンレス鋼(NSSC-190)は、オーステナイトステンレス鋼の欠陥である応力腐食割れに対して、優れた性能を発揮し、かつ耐粒界腐食性、耐乳食性、耐すきま腐食性も大幅に向上させたフェライト系ステンレス鋼です。

当社はNSSC-190の開発から携わった前身の技術を引き継ぎ、加工を行っておりクレームの無いことで、溶接技術が立証されております。

NSSC-190の特長

  • 対応力腐食割れ性、耐粒界腐食性が優れています。
  • 耐孔食性、耐すきま腐食性はSUS304以上です。
  • 用途例:温水器のタンク、受水槽など

エスティーエス株式会社でのNSSC-190

当社はこのNSSC-190の特長と、これからの環境対策への時代を踏まえ、太陽熱給湯システムを開発し、給湯システム内の貯湯槽にNSSC-190を使用してます。

今までの給湯システムの貯湯槽は琺瑯(ホーロー)を使用していましたが、耐久性に欠けることが多く、ステンレス鋼に移行してきました。

当社は、耐孔食性、耐すきま耐食性に優れたNSSC-190を業界では、初めて採用し当社の技術とNSSC-190を組み合わせた貯湯槽が出来たのです。

JWWAの認証付き

また、この製品は、JWWA(日本水道協会)の認証を受けており、公共の施設で使用する事も可能です。
公共で使用出来るということは、いつでも、どこでも、どなたでも、安全・安心な給湯システムであることの証といえます。